投資初心者は個別株をやるな 1万円の使い方

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株といえば、トヨタ、NTT、ソニーだ。と思いがちな株式投資。ちょっと待ってください。実はそれ、上級者向きです。株に興味を持つことはとても良いことですが、初めからプロの世界に無知で挑むとボロ負けします。まずは練習から初めましょう。

1万円の投資割合

もし仮に、1万円を毎月積立投資するとしたら、以下の比率です。

債券:投資信託:株式

5000円:4000円:1000円

(※ここでいう債券とは、社債ではなく、国債や投信の債券商品を指します。)

皆さんが初めに良く買う株式は、実はとても上級者向きなんです。国が推進するつみたてNISAは、投資信託という商品の売買で得た利益が、非課税になるものです。国も初めから上級者コースに誘導しようとはしていません。

大多数が個別株から始める

投資を始めよう。証券口座を開設しよう。ここまで自力で行う人は、お金について考え、自らアクションを起こせる、”行動できる人”です。現在日本で証券口座を保有している人は2割以下です。

しかし、行動できるがゆえに突っ走る事もあります。それが一企業の”個別株”から始めてしまうのです。

スポーツでも急に試合しませんよね?練習して、試合をします。キャッチボールしながら、体と肩を温めて、徐々に投球距離を延ばします。素振りして、バッティング練習してから打席に入ります。投資も同じように練習が必要です。練習無しで、急に売買するのは、野球を知らずにプロ野球のバッターボックスに入るのと同じです。打てますか?打てませんよね。

  • 株がよくわかっていない。
  • 知っている企業だと買いやすい。
  • 100株単位で買ってしまう。
  • →A、株というのは出資する事です。
  • →A、理解やイメージするにはいいでしょう。しかし、一つの企業に出資すると、その企業の株価に自身の資産が左右されます。
  • →A、1株単位で売買できるサービスがあります。まずはそれを利用しましょう。

なぜ個別株がダメか

結論から言うと、今が”買い時”かわからず、多額の金額で売買することになるからです。

資産形成の王道と言われる、『長期・積立・分散』に則っていますか?

  • なぜその銘柄?
    • 投資しようと思った企業はどうやって選んだのでしょうか?
  • 今は買い時?
    • 株価には波があります。明日下がっても投資しなければ良かったと後悔しませんか?
  • 株価は業績だけで決まらない
    • 株価は受給のバランスで決まります。欲しい人が多ければ、株価は上がります。不祥事や、予測を下回る業績だと売られます。
    • 株価は将来の動向は織り込みます。今画面で見てる株価は現在の企業価値に期待や懸念がミックスされています。実際の価値より高いor安いといった事があります。
    • 株価以外にも利益を享受する方法はあります。配当です。配当は○月△日に株を保有していると配当金がもらえるという決まった日付(権利付最終日)が企業毎にあります。一般的にその前は株価が上がりやすく、逆にその後は下がりやすくなります。
  • 100株単位は怖い
    • 株価が100円変動すれば、1万円資産が値動きする事になります。
    • そもそも株価2000円の企業でしたら、20万円無いと株が買えません。SBI証券のS株と楽天証券のミニ株を利用しましょう。

やるべき順番

価格の変動幅=リスクの大きさです。

リスクの大きさは、債券<投資信託<個別株という順番になっています。初心者がいきなり個別株に手を出すのは危険ですね。

では、結局どうすればいのか?

投資なんか覚えたくない。けどお金が増えない人として取り残されるのは嫌だという人

つみたてNISAをしましょう。この一個だけです。長期・積立・分散がクリアできます。これだけは基本なので制度だけは理解してください。

  • 毎月一定額投資に回せる金額を明確にする(これができれば積立クリアです)
  • 証券口座を開く
  • 買う商品を間違えないこと
    • 成長性のある国、企業を選ぶ
      • 例:eMAXIS Slim米国株式、オルカン、VTI、VTなど(分散)
    • 低コスト(信託報酬手数料が低率)
  • 『長期』を意識すること。少し儲かったからって売らないこと
    • 毎月投資に回せる余剰資金ですよね?売る必要ありませんよね?
    • 元本割れ(マイナスになった)しても売りません。この期間は安く買える特売期間です。

投資を前向きに覚えよう。理解しよう。投資から逃げる人より好成績を残したいという人

つみたてNISAをしましょう。上述の記載と何ら変わりありません。非課税制度(投資利益には20%の課税がされます。)はそれだけ有用です。

債券投資も有用ですが、どちらかというと守りの戦略です。40〜50代である程度資産形成が完了(4〜5000万円)している人は資産の一角を債券投資に当ててもいいかもしれません。逆に資産1000万円も無い、2〜30代は投資信託(つみたてNISA)100%で大丈夫です。

投資信託の悪口を言うと、なんかわかりにくいんです。掴みにくいから、そりゃ毎月○万円も投資するのが”なんか嫌”、”怖い”って言われるんです。でも本当はすごく優秀な商品です。ファンドマネージャーという管理人が、優良企業を数十〜数千社選んでくれてパックにしてくれるんです。傷み出した企業は除外してくれます。だから信託報酬という手数料があるのです。

投資信託は個別株の集合体です。投資を理解するのにわかりやすいのは確かに個別株です。勉強商材として、1株単位での売買はやってもいいと思います。SBI証券のS株は数百円から株の世界を経験できます。

注意点は投資金額の比率です。冒頭でも言いましたが、1万円投資するなら、

投資信託(つみたてNISA):個別株=8500円:1500円

ぐらいが目安です。

また個別株で何を買ったらいいかわからないという人のために、優良企業の候補を挙げていく予定です。私は日本の高配当企業にも分散投資(40社程)しています。日本国内で生活するので、配当金が円で受け取れる日本企業にも魅力はあります。

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