株取引をする際、買う商品と使うべき口座の組み合わせがわからないことがあります。
今日は株を買う時の口座の種類とNISAの使い方について解説します。
この記事では米国株に投資する時の一般NISA口座の使い方がわかるようになります。
米国株を買いたいんだけど、NISAの選び方が分からないんです。
NISAの取引には証券口座の開設の後に「NISA口座」を開設する必要があるよ。
米国株の取引には「一般NISA」の口座を開設しよう。
つみたてNISAと一般NISAの比較
つみたてNISAと一般NISAは両方選べないよ。
どちらか片方になるので、良く理解してから選ぼう。
つみたてNISAの特徴
買える商品は投資信託のみです。
例:米国株式、全世界株式、先進国株式、新興国株式、日経平均など。
投資信託って、たっくんがいつも言ってるお弁当パックのことですか?
そうだね。
株男くんもだんだん株のことがわかってきたね。
年間の非課税枠は40万円
非課税期間は20年間
分配金はほとんどの商品で出ません。
利益分配しないので、株価の成長力が強い。
買付代金にクレジットカードが使えてポイント還元を受けられます。
一般NISAの特徴
買える商品は個別株とETF。(米国株の購入も可能)
個別株の例:トヨタ、KDDI、アップル、テスラ
ETFの例 :VYM、VTI、QQQ
年間非課税枠120万円
非課税期間は5年間
配当金(分配金)を再投資すると投資効率を落とします。
配当金は定期的な不労所得だと思って楽しく使った方が、投資意欲が増します。
株を買う時の口座選択
特定口座 …税金の徴収あり。確定申告の必要なし。(証券会社が代わりに納税してくれます)
NISAの非課税枠を使い切ってしまったら使う口座です。
一般NISA口座…税金の徴収なし。(まずはこの口座で投資枠を使い切りましょう)
新NISA
2024年以降は新NISA制度となり、名称も変更して1年間の投資可能金額を拡充します。
また、それぞれの口座に設定されていた非課税期間という概念が撤廃され、
非課税期間は恒久化になりました。
(新NISAで買った商品はこの先ずっと非課税です。)
つみたてNISA(40万円)⇨つみたて投資枠(120万円)
一般NISA(120万円)⇨成長投資枠(240)万円
新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になります。
つみたて投資枠+成長投資枠(最大1,200万円まで)=1,800万円
1人あたり、1,800万円まで非課税投資が可能です。
投資信託
つみたてNISAやiDeCoの投資先になるのが投資信託。投資信託は投資先の国を選びやすい商品です。
全世界、先進国、新興国、米国、日本と商品数が多いのがメリットです。
投資信託は100円から始められる投資です。
購入価格は基準価額という商品の価格を元に購入し、
保有数量は1口、2口と”口”という単位で表されます。
投資信託は株式市場に上場していないため、基準価額が決定するのも1日1回。
売買の発注の際、注文日と約定日(取引の成立)がずれて、思った値段で売買できていない事もあります。注文から約定までかかる日数は証券会社やファンドによっても異なりますが、海外株ほどタイムラグが大きくなります。
ETF 上場投資信託
上述の投資信託のように、複数企業の詰め合わせパックなのは変わりません。
違いは”上場している”ということ。市場が開いている時間(日本なら9時〜15時)
NY市場は23時半〜6時半(日本時間で冬季の場合)ならリアルタイム取引ができます。
上場しているため、〇〇円で買いたい××円で売りたいという指値も可能です。
インデックス型の例:VOO、VT、VTI、QQQ
高配当ETFの例:VYM、HDV、SPYD
個別株
個別株というのは1企業のことです。”トヨタ”や”Apple”などを指します。
企業の業績がダイレクトに資産価値に反映されます。わかりやすいが、ハイリスクな手法になります。
短期間に資産を2倍、3倍に増やす可能性があるのは、個別株だけです。ETFや投資信託では不可能です。
投資に興味が無ければ、つみたてNISAで投資信託を買い、本当にほったらかして、忘れているのが一番楽です。(コロコロいじるより、放っておいた方が投資成績が良いのも事実です。)
しかし、知りたいやってみたいという人も居るでしょう。知るのは楽しい事です。
ETFや投資信託は数十〜数千社のミックスパックなので、投資の実感が湧きにくいのです。
投資先が分散されているので、安全度は高いのですが、見てて面白くありません。景気が良くなれば上がるし、悪くなれば下がります。
個別株は、企業の決算短信を読むと経営状況が良くわかります。
AIがこの先期待できる。ロボットだ。6Gだ。という技術開発の話や、
日銀が利上げ決定した事で銀行株は軒並み上昇したことは記憶に新しいかもしれません。
個別株投資は社会情勢にアンテナを張るきっかけになったりします。
経済の動き、企業努力(売上が伸びた、株価が上がった、配当金が増えた)を知ることは楽しい事です。
自分のお金を使うと真剣になり、勉強するようになります。
経済や社会情勢に詳しくなれば、自信を持って投資信託の投資先国や、企業、セクター(業種)を選べるようになるかもしれません。
たっくんありがとう。
これで憧れだった米国高配当株が買えそうです。
株男くんは高配当株に投資するんだね。
まずは、VYMやHDVなどを検索してみてね。
配当利回りだけでなく、長期での株価を見てみよう。
高配当株を買うポイントは「安くなった時に買う」だよ。
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