以下は2023年3月24時点のものです。選定基準においては、別記事、高配当株の選び方で解説しています。
事業内容
- 情報サービス事業 企業や官公庁向けに、システム開発やITコンサルティング、システム運用・保守などの情報サービスを提供しています。
- オムニチャネル事業 小売業者や流通業者向けに、オンラインショップと実店舗を連携させたオムニチャネルのビジネスソリューションを提供しています。
- アウトソーシング事業 人材派遣や人材紹介などのアウトソーシング事業を展開しています。
また、コムシスホールディングスは、子会社や関連会社を通じて、さまざまな分野に事業展開しています。例えば、メディア事業や医療・福祉事業、金融事業などがあります。
株価 PER PBR 配当
10年期間のチャートです。株価の推移を確認する際には、長期(10年以上)で確認し、右肩上がりになっている企業を選びましょう。
一株配当も増加傾向です。高配当株投資において、最も嫌気されるのが、減配と無配です。保有していることで、定期的な収入を得ることが目的なので、増配傾向は◎です。
配当利回りとは、左図の1株配当100円を株価2,448円で割ると、4.08%になります。2,448円投資すると年間100円の配当金を受け取れます。
営業活動で得た利益をどの程度株主に分配しているかが、配当性向です。高い配当性向は株主への還元意識を表しますが、配当が企業の財布を圧迫すると、事業投資の足枷になることがあります。
業績
売上高、営業利益共に、順調に成長しています。営業利益率は7%強と高水準ではありませんが、まずまずの利益率です。
コムシスホールディングスの注力事業
コムシスホールディングスが注力するのが、ICTソリューション事業です。
- ネットワークインフラ構築 コムシスホールディングスは、企業や自治体などのネットワークインフラの設計・構築を行っています。ネットワークインフラとは、コンピューターやスマートフォンなどの端末同士をつなぐためのインフラストラクチャーであり、スムーズな通信のために重要な役割を果たします。
- クラウドサービスの導入 コムシスホールディングスは、企業や自治体に対して、クラウドサービスの導入支援を行っています。クラウドサービスとは、インターネットを介して提供されるサービスであり、サーバーやストレージなどのハードウェアを自社で用意せず、必要に応じて必要なサービスを利用できます。
- セキュリティ対策 コムシスホールディングスは、企業や自治体の情報セキュリティ対策を行っています。情報セキュリティ対策とは、コンピューターシステムや通信システムにおけるセキュリティに関する問題に対して対策を行うことで、情報の漏洩や改ざん、不正アクセスなどを防止することが目的です。
- ビジネスアプリケーション開発 コムシスホールディングスは、企業や自治体向けのビジネスアプリケーションの開発支援を行っています。ビジネスアプリケーションとは、企業や自治体が業務を効率化するために利用するシステムであり、営業管理や在庫管理などの業務に関するアプリケーションが含まれます。
これらのICTソリューションにより、コムシスホールディングスは、企業や自治体の業務効率化や競争力強化に貢献しています。
日本コムシス株式会社の注力事業
コムシスホールディングスでは、事業の50%を日本コムシス株式会社が担っています。
以下に、日本コムシス株式会社が注力する主要事業の具体例をいくつか挙げてみます。
- クラウドソリューション事業 日本コムシス株式会社は、Microsoft AzureやAmazon Web Servicesなどの主要クラウドプラットフォームを活用したクラウドソリューションの提供に注力しています。具体的には、クラウド移行支援、システム開発、運用保守、セキュリティ対策などを提供しています。
- AI/IoTソリューション事業 AI/IoT技術を活用したシステム開発や運用保守、センサーデータの収集・分析、データの可視化などを提供しています。例えば、工場や倉庫などでのIoTシステム導入支援や、健康管理アプリなどのAI開発支援などがあります。
- サプライチェーンマネジメントソリューション事業 企業のサプライチェーン管理を支援するソリューションを提供しています。具体的には、物流情報の可視化、在庫管理の最適化、生産管理の効率化、販売管理の改善などを支援しています。
- デジタルマーケティングソリューション事業 企業のデジタルマーケティング活動を支援するソリューションを提供しています。具体的には、Webサイトの企画・構築、SEO対策、SNS運用支援、デジタル広告の設計・運用などを提供しています。
- コンサルティング事業 情報システム全般に関するコンサルティングサービスを提供しています。具体的には、システム導入支援、システム開発プロセスの改善、情報セキュリティの強化、ビジネスプロセスの最適化などを支援しています。
目標株価
現在も高すぎるわけではありませんが、2200円台になれば多く買い増したいと思います。
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