みなさんは、こんにちは。
さっそくですが日ユ同祖論というものをご存知でしょうか?
日ユ同祖論とは、大雑把に言うと“日本人のルーツはユダヤ人”だという説です。
日本人とユダヤ人は同一の祖先をもつ・・・その可能性があるというお話です。
約2700年前に争いにより故郷を追われ、古代イスラエル地方から世界中に散った民族たち。
その民族が日本にまでやってきたという説なのです。
今回は、書籍『アマテラスの暗号』伊勢谷 武(著)の内容を一部抜粋しつつ、紹介したいと思います。
ジャンルとしては歴史ミステリーとなっていますが、
冒頭に「この小説における、神名、神社、祭祀、宝物、文献、伝承、遺物、遺跡に関する記述は、
すべて事実に基づいている。」と記されている通り、まったくの事実無根というわけではなく、
残存している文献などを考慮して極めて信憑性の高い説であります。
ストーリーのネタバレは極力さけたいとは思いますが、一部ネタバレが含まれてしまっている可能性がございます。ご了承くださいませ。
古代ユダヤ人の歴史的背景
紀元前13世紀頃、エジプトで奴隷の身に甘んじていたヘブライ人(=ユダヤ人)たちは、ある日、神に導かれたモーゼとともに約束の地カナンを目指して脱出する。出エジプト記
後年、その地にイスラエル王国を建国。ソロモン王の時代に栄華を極めた。
しかしソロモン王の死後、国は北イスラエル王国と南ユダ王国に分裂。
北イスラエルはアッシリア帝国に滅ぼされ
その後、南ユダ王国は新バビロニアに滅ぼされてしまう。
戦争と滅亡のさなか北イスラエル人はアッシリア帝国に強制移住させれるのだが
アッシリア帝国が新バビロニアらの連合軍に滅ぼされた際、
捕囚されていたもともと北イスラエル人だった人々は元の地には戻らずに
歴史に混乱の中に忽然と姿を消してしまう。
これが世界史最大の謎のひとつ“失われた十支族”と呼ばれているのです。
ユダヤの民族
旧約聖書に記されたイスラエルの12の部族のうち、行方が知られていない10の部族のことをさして
「失われた十支族」と呼ばれています。
ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、
ゼブルン族、マナセ族、エフライム族
日本人のルーツ
古代イスラエルの失われた十支族のうちのいくつかの民族、もしくはすべての民族、はたまた数人だけが日本に渡ってきたという説が専門家の間でも有力な説として説かれています。
アジア大陸を太陽がのぼる東へ向かい旅をつづけ東の果ての日本に辿りついたのではないか?ということですね。
大勢の人達がアジア大陸を東へと向かう過程で、とある1本の道が固定化され、後のシルクロードと呼ばれるようになります。
そのとき、後のシルクロードと呼ばれるアジアの広大な大地を横断する道をつくった民こそがユダヤ民族の失われた10支族だったのではないか・・・と。
かれらの最終目的地が日本だったのか、それとも、たまたま日本が定住に適していたのか?
旧約聖書に登場するユダヤ人の予言者イザヤ。
イザヤの遺した予言の書のイザヤ書は旧約聖書の1書で3大預言書として有名です。
イザヤ書には希望や救いに関するメッセージが多々出てきます。
そのなかで出てくるワードに「東方」、「海に浮かぶ島々」、「聖なる山」に救いの道があると、ほのめかしているのです。
イザヤは、遥か東の果ての海に浮かぶ島々で神を崇めることを預言したのです。
その結果、イザヤは自らの予言に導かれるように家族らとともに東方の島々に向けて旅立つことにしたのだ思われます。
旅立ちの際には、神を象徴する証の箱、すなわち契約の箱と呼ばれる聖櫃(アーク)も携えて。
東の海に浮かぶ島々を目指して首都エルサレムを脱出したのではないかと思われます。
イザヤの予言に励まされた民たちは、国の崩壊の危機に面していたその時、
イザヤに導かれるように国を去り、東の新天地に向けて旅立ったと。
こうしてイザヤは古代イスラエルの歴史から突如として、姿を消してしまいます・・・。
日本の古墳で見つかった埴輪はにわの謎
下の埴輪は実際に日本の千葉県の古墳で見つかった埴輪です。
ユダヤ人の伝統的なみためとそっくりなのです。
被っている帽子、すっきりとした鼻筋、すらっとした頬骨、輪郭、そして長いあごひげ。
多くの東アジア人は遺伝的に長いあごひげは生やせないと知られています。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、耳元に垂れ下がる”みずら”と呼ばれる丸めた髪の毛。
どうみてもこの埴輪は日本人には見えませんよね。
古墳時代渡来してきたユダヤ人を見て日本人が作ったものなのか、
はたまた、ユダヤ人たちが自分立ちを模して作ったものなのか・・・。
これは歴史ロマンですね。
日本と古代イスラエルの共通点
日本と古代イスラエルには共通点が多いことが判明していますが
その事実以上に驚くのが、
日本とイスラエルの間の韓国、中国、インドなどの国々には一切ないという点です。
風習・習慣
下の2枚の写真を見比べてみてください。
ぱっと、一瞬見た感じ同じような写真のように見えますが
ひとつめ(左)の写真は日本の伝統的な「山伏」
ふたつめ(右)の写真はユダヤ人ラビ※
※「ラビ」という語は、「師匠」や「師」を意味する「ラヴ」というヘブライ語から派生して います。 紀元 1 世紀のパレスチナにおいて出現した、新しいユダヤ教の宗教 指導者の称号を指すものとして用いられるようになりました。
見た目がそっくりなだけなら偶然もありえるかもしれません。
国や人種こそ違えど、意味合いや目的は同じで修験者の伝統的な正装のようなものなのです。
- 白い衣
どちらのも修験者はゆ白い衣に身を包むこととされています。 - 頭から被るもの
日本の山伏は頭襟はと呼ばれる帽子をかぶります。頭巾・兜巾と書かれることもあるが、
頭巾とは形状も用途も全く異なるので要注意。
一方で、ユダヤ教徒が祈りのときに額につける小さな箱のようなものをヒラクリティと言います。 - 笛
日本の伝統的な山伏は法螺貝でつくった笛を吹きますが、
ユダヤ教ではショファルと呼ばれる角でできた笛を使います。
このふたつの素材の違う笛、音色はそっくりだそうです。
- 「穢れ」とう考え
- 「塩で清める」という考え
- 湯船に入る前に体を流す風習は日本人とユダヤ人だけ。中国にも韓国にもない。
言語
日本語とヘブライ語には3,000語を超える同じ意味、同じ発音の言葉があるそうです。
カタカナの謎
日本における「カタカナ」には謎が多い。
いつ、どこで、だれが作り出したのか?
「カタカナ」の誕生には所説あるがわからない事が多い。
「カタカナ」は古代ヘブライ人が使っていたアラム語の文字とそっくり・・・
というか、ほぼ同じみえる文字も多いんです。
名称
ほぼ同じ、もしくは似た発音のものが、似たようなものの名称になっているものがいくつもあります。
お餅
『餅(もち)』と『マッツァ』どちらも発酵させない食べ物で
マッツァは鏡餅のように平らにし祭壇に捧げるそうです。
平安京
日本の古都として知られる京都。
かつては幕府があり、天皇も住まわれていました。
桓武天皇が現在の京都府長岡市にあった長岡京を捨てて新しい都を造ることにしました。
この新しい都は「平安京」と名づけられました。
そして、世界最古の都市のひとつでもある「エルサレム」。
このエルサレムの語源は、ヘブライ語で「エル・シャローム」。
エル・シャロームの意味は「平安の都」。
ここまでなら偶然なのかもしれないと思うことも出来ます。
もうひとつの偶然をしってしまうとそうは思えないかもしれません。
エルサレムの北東には「ガリラヤ湖」というイスラエル国内最大の湖があります。
ガリラヤ湖はヘブライ語では「キネレット湖」といいます。
このキネレットは「琵琶」という意味なんだそうです。
そして、平安京の北東には「琵琶湖」。
これは偶然と言ってしまっていいんでしょうか??
どちらの湖も国内最大の湖であり水瓶として農業用水などに利用され現在は観光地としても有名です。
そして、さらに、どちらの湖にも1本だけ流れでる川があるのです。
ガリラヤ湖から流れでる唯一の川の名は「ヨルダン川」
琵琶湖から流れでる唯一の川の名は「淀川」
さすがに「ヨルダン」が「よど」になるのは、どうかと思えますが
日本人には「ル」の発音がしづらく、いつのまにか消えてしまうことも過去にはあったのかもしれません。
そもそも、ちょっと考えてみてください。
川の名前に使う字になぜ「淀」という字が使われているのか?
よど【淀・澱】【一】〔名〕(1)水が流れないでよどむこと。また、その所。よどみ。
引用:三省堂
なにかの”意味”を持ってつけた名前というよりは”音”からとった名称なのではないでしょうか?
文法
SVO型・・・主語+動詞+目的語(「私は」+「歩く」+「この道を」)
中国語・英語・フランス語など、世界で2番目に多い約3割。
SOV型・・・主語+目的語+動詞(「私は」+「この道を」+「歩く」)
日本語、朝鮮語・トルコ語など、世界で1番多い約半数。
ユダヤ人の父祖とも呼ばれる族長アブラハムが住んでいたメソポタミア地方で使われていた言語の
シュメール語はSOV型と呼ばれており、日本語のルーツはシュメール語だともいう説があります。
※シュメールと日本にも密接な関係があるとも言われています。
シュメール人はチグラス・ユーフラテス地域に世界最古の都市国家を築き、
世界最古の文字を創りだし、後の世界最古の文明であるメソポタミア文明と呼ばれる時代を築く。
日本人とユダヤ人と東アジア人
日本と身近な距離感の海の向こうにある国、中国や韓国。
東アジア地域に住む、ひとつグループとくくられがちです。
ですが、古くから伝わる文化やDNAなどは、他の東アジア人たちと比べ、
日本だけが珍しいことがわかってきています。、
DNA
近年の遺伝子研究で、ユダヤ人と日本人の間に共通の遺伝子が見つかっている。
日本人男性の40%近くが「YAP」と呼ばれる特殊な遺伝子配列を持つ。
YAP遺伝子は、中国人にも韓国人にもほとんどみられない、アジアの中でも大変珍しいものだ。
ところが、このYAP遺伝子をユダヤ人の20~30%が持つという。
古代にユダヤ人が日本にやってきたと考えれば、この遺伝子上の共通点の説明もつくのである。
食文化
日本の粒の短いジャポニカ米は、DNA的に中国の長江付近が起源だといわれていますが、
肝心なのはどこから入ってきたのか?という点。
中国の米のDNAはa~hの8種類。
日本の米のDNAはa~cの3種類でbが一番多い。
韓国の米のDNAにbはない。
ってことで、日本の米は朝鮮半島から持ち込まれたものではないらしいってことは判明しています。
そもそも、水田跡の研究では朝鮮半島ものより日本のものの方が古いこともわかっています。
神道とユダヤ教
神文
最高神アマテラスとのゆかりのある日本最古クラスの神社に真名井神社というのがあるのですが
この真名井神社の神紋と呼ばれるシンボルマークが六芒星ー別名ダビデの星・・・。
この六芒星を国旗としている国がイスラエルです。
真名井神社の神紋が施された石碑は2013年頃に六芒星から三つ巴のマークに変更になっています。
何千年も使っていた神紋をなぜ急に変えてしまったのか・・・・。
ご神体
諏訪大社の前宮のご神体に守屋山という山があります。
ユダヤ教でも神が宿る最も神聖な山としてモリヤ山というのがあります。
鳥居
日本の一般的な神社にはたいていは赤い鳥居がありますが、出エジプト記の過越で門柱と鴨居を羊の血で赤く染める様子にとても似ているのです。
聖書によると
ユダヤ(=ヘブライ)人がエジプトで奴隷扱いされていたのを唯一絶対の神、ヤハウェが、
エジプト人に災いを与えようとします。 そこでヤハウェは、「ユダヤ人の家には子羊の血を入口の柱と鴨居に塗って、目印にせよ。そうすれば神は、災いを与えず過ぎ越す」というもの。
そんな鳥居にまつわるエピソードの最後に、もうひとつ驚きを事実をお知らせしましょう。
「トリイ」とはアラム語で「入り口」という意味なのです。
狛犬
神社には必ずと言ってもいいほど「狛犬」があると思います。
あれは「狛犬」と書いて「こまいぬ」と読みますがおかしいと思ったことはないですか?
そもそも狛犬をよーく見たことあるひとってあんまりいないと思うんですが
あれってよく見ると犬ではないんです。
実は狛犬のモデルは犬ではなく獅子(=ライオン)なのです。
おかしいでしよね??
その昔、日本にライオンはいませんでした。
と、いうことは狛犬そのものや狛犬を神聖なところに左右一対で配置する文化・風習自体がどこかから入ってきたものだということは明らかに思えます。
では、どこから??
と、なるわけです。
ユダヤ教の聖典では、神の宮の両脇にライオンの像を据える風習があったと伝えられています。
これは、偶然なのでしょうか・・・?
神輿みこし
日本の伝統的なお祭りでよく見かけるものに「お神輿」というものがあります。
この、お神輿が「アーク」とそっくりなんです。
アークとは十戒の石板が納められたとされる移動式神殿、「契約の聖櫃」の略称のこと。
「契約の箱」とも呼ばれたりします。
モーゼがシナイ山で神から授かった石板。
その石板を納める聖櫃も寸法・材質・装飾など全てが神によって定められていたそうです。
その後、アークは、エルサレム神殿に納められましたが、王国の崩壊とともに消えたままになってるのです。
あの大ヒット映画シリーズでも一躍有名になりました。
神輿とアーク、どちらであろうとも中国や朝鮮半島、その他のアジア諸国であろうと見ることが出来ないのです。
そして、神輿といえば担ぎ手の独特の掛け声。
「ワッショイ」と「エッサ」。
この一見なんの意味もないような言葉は、実はヘブライ語では意味があるのです。
- 「ワッショイ」 ・・・「神がきた」
- 「エッサ」 ・・・「運べ」
神社の祭事で神輿を担ぐときにヘブライ語で「神が来た」「運べ」って言いながら神輿を担いで運ぶなんて・・・これは偶然なのか誰かの意図なのか、もの凄いことのような気がしてなりませんね。
- 参拝の前に手を清める風習➡ユダヤ人は日本人同様清潔で良く手を洗う。中世ヨーロッパで黒死病が流行したときもユダヤ人の死者数は比較的少なく済んだと言われており、そのせいでユダヤ人への迫害に拍車がかかったという歴史背景があります。
モーゼの十戒
- 殺人をしてはいけない
- 盗んではいけない
- 姦淫をしてはいけない
- 偽証してはいけない
- 神の名を徒らに取り上げてはならない
- 父母を敬う
- ヤハウェが唯一の神である
- 隣人の家をむさぼってはいけない
- 安息日を守る
- 偶像を作ってはならない
- 不殺生(生き物を殺さない)
- 不偸盗(盗まない)
- 不邪婬(一夫一婦制)
- 不妄語(嘘をつかない)
- 不綺語(中身の無い言葉を話さない)
- 不悪口(乱暴な言葉を使わない)
- 不両舌(他人を仲違いさせるようなことを言わない)
- 不慳食(欲をいだかない)
- 不瞋恚(怒りをいだかない)
- 不邪見(誤った見解を持たない)
さいごに
昔から説かれていたこの日ユ同祖論という説ですが
近年、さらに科学的アプローチ研究が進み、数々の専門的な書籍も発売されています。
数々の状況証拠ともいえるものがみつかり、多数の共通点・類似点がみつかっています。
もはや疑うことの方が難しくなった。と、言えるのではないでしょうか?
「12、13歳までに自国・自民族の神話を学ばなかった民族は、ほぼ例外なく滅びている」
二十世紀を代表する世界的な歴史学者であるアーノルド・J・トインビー氏の言葉です。
ぼくら日本人は他国の民族と比較して自分たちの神話やルーツを知らなさ過ぎると言えると思います。
この機会に僕ら日本人という民族のルーツを探る知的冒険に旅立ってみてはいかかでしょうか?
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