全面安になったら始めたいロボティクス投資

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トランプショックで大荒れの4月上旬。
日経平均株価は、8月5日の令和のブラックマンデーと言われた水準まで下落しました。こんな時こそ、欲しかった銘柄が安く買えるチャンスです。フジクラやエヌビディアのような大きな波に乗るのがメタトレンド投資です。人口減、人手不足、人件費高騰の昨今ですが、10年後、20年後には、そこら中にロボットがいるのではないでしょうか。ドローンや産業ロボットは目にする機会が少しづつ増えてきましたが、中でも人型ロボットにはとても注目しています。

2024年にNVIDIAを筆頭に始まった半導体ブームと、総崩れ。反発を伺うも今は中々買いづらい銘柄ですが、暴落がきたら安く買えるかもしれません。今回は4銘柄をご紹介します。

安川電機(6506)

安川電機は、産業用ロボットの開発において世界的に知られる企業であり、その技術と製品は多岐にわたります。以下に、同社の概要、技術の特徴、研究開発、国際展開、未来の展望、差別化戦略、競合優位性、そして課題について詳しく解説します。

出典:安川電機

1. 企業概要

  • 設立: 1915年
  • 本社所在地: 福岡県北九州市
  • 事業内容: モーター、ドライブ装置、ロボット、FAシステムなどの開発・製造・販売を行っています。特に産業用ロボットにおいては、世界市場で強い存在感を示しています。

2. ロボット技術の特徴

多様な用途

安川電機のロボットは、製造業、物流、医療、食品業界など多岐にわたる分野で使用されています。これにより、さまざまなニーズに応えることが可能です。

高精度・高効率

安川電機のロボットは、精密な動作が可能であり、生産性の向上に寄与しています。特に、高速で正確な作業が求められる製造ラインにおいて、その性能が際立ちます。

協働ロボット(コボット)

人間と共に作業できる協働ロボットの開発にも力を入れており、安全性を重視しています。これにより、従業員とロボットが共存できる作業環境を実現しています。

3. 主な製品

  • 産業用ロボット: アーム型ロボットや搬送ロボットなど、多様なラインアップを提供し、各業界のニーズに応じたソリューションを提供しています。
  • AI技術の活用: 機械学習や画像認識技術を取り入れ、高度な自動化を実現しています。これにより、ロボットは複雑なタスクを自律的に実行できるようになります。

4. 研究開発

先進的な研究

安川電機は、自律移動ロボットやIoT技術を活用したスマートファクトリーの実現に向けた研究を推進しています。これにより、工場全体の効率を向上させることを目指しています。

国際的な展開

海外市場への進出も積極的に行っており、特に北米や欧州でのシェア拡大に成功しています。国際的な競争力を強化するため、現地のニーズに応じた製品開発を行っています。

5. 未来の展望

安川電機は、ロボット技術を通じて製造業のデジタル化や自動化を進め、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。特に注力しているのは協働ロボットであり、労働力不足の解消や中小企業への普及が期待されています。

協働ロボットの重要性

  • 労働力不足の解消: 日本は高齢化社会に突入しており、労働力不足が深刻な問題となっています。協働ロボットは、人手を補完する役割が期待されており、特に中小企業での導入が進むことで、製造業全体の生産性向上に寄与するでしょう。
  • AI技術の活用: AIを活用して自律性を高めることで、より高度な作業にも対応できるロボットの開発が進められています。

6. 差別化戦略と競合優位性

差別化戦略

  • 技術革新: 安川電機は、先進的な技術開発に注力しています。特に、AIやIoTを活用したスマートファクトリーの実現を目指し、ロボットの自律性や効率性を高めています。
  • 製品の多様性: 産業用ロボットから協働ロボット、モーター、ドライブ装置まで、多岐にわたる製品ラインを展開しており、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供しています。
  • カスタマイズ能力: 顧客の特定の要求に応じて製品をカスタマイズできる能力があり、特定の業界や用途に特化したソリューションを提供します。

競合優位性

  • ブランド信頼性: 長年の経験と実績に基づくブランド力があり、信頼性の高い製品を提供することで顧客からの支持を得ています。
  • グローバルネットワーク: 海外市場にも積極的に展開しており、国際的な販売およびサポート体制を整えているため、グローバルな競争力を持っています。
  • 研究開発投資: 継続的な研究開発への投資により、技術的優位性を維持し、新しい市場ニーズに迅速に対応できます。
  • 顧客サポート: 高品質なアフターサービスや技術サポートを提供し、顧客との長期的な関係を築いています。

7. 課題

安川電機は、以下のような課題も抱えています。

競争の激化

ロボット業界は競合が多く、特に中国や韓国の企業が急速に技術を進化させています。これにより、価格競争や技術競争が激化し、利益率が圧迫される可能性があります。

依存度の高い産業

安川電機は自動車産業に強く依存しており、景気の変動や自動車業界の動向に影響を受けやすいです。自動車産業の不況時には売上が減少するリスクがあります。

技術の陳腐化

ロボット技術は急速に進化しており、新しい技術や製品が次々と登場しています。安川電機が常に最新技術を追求し続けることは、資源や時間を必要とし、競争力を維持するための課題となります。

国際展開の課題

海外市場への展開において、文化や規制の違いに適応する必要があります。特に新興市場では、現地のニーズに合った製品やサービスを提供するための調整が求められます。

人材確保の難しさ

高度な技術者の不足が問題となっており、優秀な人材を確保することが難しくなっています。これが研究開発や製品の品質に影響を与える可能性があります。

環境規制への対応

環境問題への対応が求められる中、製品や製造プロセスにおいて環境負荷を低減する必要があります。これに対応するための投資や技術開発が求められます。

まとめ

安川電機は、技術革新や製品の多様性、カスタマイズ能力を通じて差別化を図り、ブランド信頼性やグローバルネットワーク、研究開発投資を通じて競合優位性を維持しています。これにより、変化する市場環境に柔軟に対応し、持続的な成長を目指しています。今後も安川電機のロボット技術に期待が寄せられています。

テスラ(TSLA)

テスラが開発中の人型ロボット「オプティマス」は、さまざまなタスクをこなすことを目指して、産業用と家庭用が開発されています。

テスラが開発するオプティマス 出典;同社配信動画より

特徴

  • 自動運転技術の応用: テスラの自動運転技術を基に、環境認識やナビゲーション能力を備えています。
  • 人間の作業を支援: 日常的なタスクや危険な作業を代行し、工場での組立作業や物流業務などに活用される予定です。
  • サイズとデザイン: 身長約1.7メートルで、人間に近いサイズ感。シンプルで機能性を重視したデザインです。
  • 可動性: 高度なアクチュエータとセンサーを搭載し、複雑な動作を実現します。

目的

  • 労働力の補完: 労働力不足の解消や危険な環境での作業をロボットに移行することを目指しています。
  • 家庭や企業での利用: 家庭内の雑用や企業の生産性向上に寄与するロボットとして位置づけられています。

開発状況

  • 発表とデモ: 2022年にプロトタイプが公開され、その後も進化を続けています。
  • 将来の展望: テスラはオプティマスを商業化し、さまざまな分野での利用を目指しています。

オプティマスの機能

オプティマスは以下のようなタスクを実行できます。

  1. 日常的な作業の支援: 掃除や料理など。
  2. 物流と運搬: 荷物の運搬やピッキング作業。
  3. 産業用途: 組立作業や危険な作業の代行。
  4. 環境認識とナビゲーション: 周囲の状況を把握し、自律的に移動。
  5. コミュニケーション: 人間との基本的な対話が可能。
  6. 学習能力: 新しいタスクを学習する能力が期待されています。

販売価格の想定

オプティマスの販売価格はまだ未定ですが、以下のような予想があります:

  • 家庭用モデル: 1,000ドルから5,000ドルの範囲。
  • 産業用モデル: 10,000ドル以上、30,000万ドルに以下に抑える想定。

正式な価格が発表されていないので、これらはあくまで推測です。

発売時期

オプティマスの具体的な発売時期は未定ですが、2026年に初期モデルの商業化を目指しているとの報道もあります。公式な発表を待つ必要がありますので、最新の情報をチェックすることをお勧めします。

ロボティクスETF

テスラやトヨタ、ファナックなど個別株を分析できない。大きなリスクは避けたい。けれどロボット投資はしてみたい。そんな時はプロの力を借りましょう。

以下2種のETFはインデックス型なので、経費率が安く抑えられています。0.5〜0.6%の経費率は少し高い…。しかし、インデックスは自動的に優良企業を選定してくれます。大勝ちはできないけど、大きく外すことは無い。10年スパンで考えるならETFもいいかもしれません。

iシェアーズ オートメーション&ロボット ETF(2522)

ブラックロック・ジャパン株式会社が運用する上場投資信託(ETF)で、世界の自動化およびロボット関連企業への投資を目的としています。このETFは、iSTOXX グローバル・オートメーション&ロボティクス(TTM)・JPY・インデックス(ネット・トータル・リターン)に連動する投資成果を目指しています。 

このインデックスは、「産業用ロボット」、「自動運転車」、「3Dプリンティング」など、40以上のサブインダストリーに関連する企業のうち、直近の年間総収益の50%以上を自動化およびロボット関連事業から得ている企業で構成されています。 

2018年11月14日に設定されたこのETFは、東京証券取引所に上場されています。 

主なファンド情報は以下のとおりです:

  • 運用管理費用(信託報酬):0.528% 
  • 配当利回り:0.08% 
  • 純資産総額:約182億円 
  • 基準価額:5,208.88円(2025年4月1日時点) 
  • 年初来リターン:13.18%(2025年4月1日時点) 

このETFは、世界中の自動化およびロボット関連企業への分散投資を通じて、これらの分野の成長から利益を得ることを目的としています。ただし、特定の産業への集中投資となるため、関連するリスクも考慮する必要があります。


iシェアーズ オートメーション & ロボット ETF(証券コード: 2522)の構成銘柄上位30社は以下の通りです(2025年2月10日現在)。 

順位銘柄名(英語)ティッカーシンボル保有比率
1MicroStrategy IncorporatedMSTR4.13%
2Marvell Technology, Inc.MRVL3.20%
3SAP SEETR: SAP2.98%
4Snowflake Inc.SNOW2.89%
5Autodesk, Inc.ADSK2.88%
6ServiceNow, Inc.NOW2.87%
7Intuitive Surgical, Inc.ISRG2.84%
8Garmin Ltd.GRMN2.67%
9Workday, Inc.WDAY2.52%
10Constellation Software Inc.TSX: CSU2.48%
11Advantest CorporationTYO: 68572.44%
12Rockwell Automation, Inc.ROK2.37%
13Siemens AktiengesellschaftETR: SIE2.35%
14Fortive CorporationFTV2.21%
15NVIDIA CorporationNVDA2.21%
16AMETEK, Inc.AME2.15%
17Fanuc CorporationTYO: 69542.14%
18Dassault Systèmes SEEPA: DSY2.12%
19ANSYS, Inc.ANSS2.12%
20Roper Technologies, Inc.ROP2.07%
21Hexagon AB (publ)STO: HEXA.B2.02%
22ABB LtdSWX: ABBN1.97%
23KLA CorporationKLAC1.88%
24Keyence CorporationTYO: 68611.84%
25PTC Inc.PTC1.65%
26Teradyne, Inc.TER1.43%
27Advanced Micro Devices, Inc.AMD1.39%
28The Sage Group plcLON: SGE1.36%
29Intel CorporationINTC1.28%
30EPAM Systems, Inc.EPAM1.23%

グローバルX ロボット&AI ETF(BOTZ)

ロボティクスおよび人工知能(AI)の採用と利用の増加から利益を得る可能性のある企業への投資を目指す上場投資信託(ETF)です。 

主な特徴:

  • 高い成長可能性: 2022年に800億ドル以上と評価された世界のロボティクス市場は、2032年までに2,800億ドル以上に成長すると予測されています。 
  • 魅力的な経済性: 産業用ロボットの平均コストは、2010年の46,000ドルから2017年には27,000ドルに低下し、2030年までに約7,000ドルまで下がると予測されています。 
  • 多様なアプローチ: ロボティクスとAIは、産業活動を超えて広範な応用が可能です。BOTZは、複数のセクターと産業にわたるグローバルなエクスポージャーを提供します。 

基本情報(2025年4月4日現在):

  • 設定日: 2016年9月12日
  • 総経費率: 0.68%
  • 純資産: 21.5億ドル
  • 基準価額(NAV): 26.10ドル
  • 保有銘柄数: 50

投資目的:

BOTZは、Indxx Global Robotics & Artificial Intelligence Thematic Indexの価格および利回りのパフォーマンスに連動する投資成果を提供することを目指しています。 

取引情報(2025年4月4日現在):

  • ティッカー: BOTZ
  • プライマリー取引所: ナスダック
  • 発行済株式数: 82,410,000 

分配金情報(2025年4月4日現在):

  • 30日SEC利回り: -0.29%
  • 分配頻度: 半年ごと

価格情報(2025年4月4日現在):

  • 基準価額(NAV): 26.10ドル(前日比 -1.51ドル、-5.47%)
  • 市場価格: 25.38ドル(前日比 -1.86ドル、-6.83%) 

パフォーマンス履歴:

BOTZは、ロボティクスおよびAI分野の企業に特化した投資を行うことで、これらの技術の成長から利益を得ることを目指しています。 

リスクと注意点:

BOTZは、情報技術セクターの企業に投資しており、急速な製品陳腐化や激しい業界競争の影響を受ける可能性があります。また、国際投資は、通貨価値の不利な変動、会計基準の違い、社会的、経済的、政治的不安定性から資本損失のリスクを伴う場合があります。 

最新の市場動向:

2025年4月5日現在、BOTZの市場価格は25.38ドルで、前日比1.85ドル(6.79%)の下落となっています。

BOTZは、ロボティクスとAI分野の成長を捉えることを目的としたETFであり、これらの技術の進展に伴う投資機会を提供します。

グローバルX ロボット&AI ETF(BOTZ)の上位10銘柄は以下のとおりです(2025年3月14日現在):

No.企業名(ティッカー)割合保有株数市場価格(USD)市場価値(USD)
1NVIDIA Corporation (NVDA)8.97%1,888,358株$121.67$229,756,517.86
2Keyence Corporation (6861 JP)8.17%506,425株$413.43$209,369,390.30
3ABB Ltd (ABBN SW)8.15%3,781,665株$55.22$208,835,029.36
4Fanuc Corporation (6954 JP)8.13%7,153,957株$29.11$208,238,602.91
5Intuitive Surgical Inc (ISRG)7.33%387,660株$484.44$187,798,010.40
6SMC Corporation (6273 JP)4.67%315,992株$378.82$119,703,127.09
7Daifuku Co Ltd (6383 JP)4.20%4,271,000株$25.20$107,612,577.85
8Dynatrace Inc (DT)4.14%2,191,148株$48.47$106,204,943.56
9Yaskawa Electric Corporation (6506 JP)3.18%2,998,085株$27.19$81,515,451.17
10JBT Marel Corporation (JBTM)2.80%580,303株$123.51$71,673,223.53

これらの企業は、ロボティクスおよび人工知能分野で重要な役割を果たしており、BOTZの投資戦略において主要な構成銘柄となっています。

ロボット投資の活用方法

長期積立投資(ドルコスト平均法)

📌 向いている人:

  • 毎月コツコツ投資したい
  • 短期の値動きに振り回されたくない
  • 将来の成長に期待している

📈 メリット:

  • 高値掴みを避けやすい
  • 自動化・ロボット分野は中長期での成長が見込まれる
  • 一括投資よりリスクが分散される

💡 ポイント:

  • 月1回の積立でもOK(NISA口座も活用しやすい)
  • 10年スパンでの「育成投資」がイメージに近い

💡2522以外のテーマ投資

  • 2522(オートメーション&ロボット)
  • 2631(半導体ETF)
  • 2568(グリーンエネルギーETF) などを組み合わせ

ポートフォリオのスパイスとして5~15%組み入れ

📌 向いている人:

  • すでにインデックス投資してるけど、ちょっと攻めたい人
  • 全体のリスクを大きく増やしたくない人

📈 メリット:

  • 全体のリスクは抑えつつ、リターンを狙える
  • 将来のブーム到来時にリターンが伸びやすい

💬 最後にひとこと

🔧 「ロボットと自動化」は未来のインフラ。だから、長期でじっくり投資が基本。

テーマ型ETFは短期では乱高下もありますが、将来の技術革新を信じて長期で育てていくスタンスが成功の鍵です。

投資は自己責任でお願いします。

本記事は個別銘柄の推奨や、投資行動を促すものではありません。あくまで紹介としております。

投資行動の損益には一切の責任は持てません。投資判断は自己責任においてお願いします。

株式
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