本を読む一番の原動力って”知らない事を知れる”って事だとおもうので、いろんな人にも知ってもらいたい感じで紹介します。
今回紹介したい本はこちら
もともと人体とか生物とかに興味があるほうだったみたいです。(あんま自覚なかったけど)
なにより、そもそも、このタイトルの意味の答えを「知らなかった」から・・・。
「生物はなぜしぬのか」の答えをしりたくて、この本を手に取りました。
かなりの浅いところから、かなり深いところまで連れてってくれる内容でした。
当然、専門知識なんてなくても読めるしすごく勉強になりました。
はじまりは宇宙誕生の瞬間、そして我々が生きるこの地球上の誕生。
そしてやっと地球の生物の誕生の頃まで時はすすむ。
古今東西の様々な生物の死に方や寿命の違いなどがわかりやすく、
聞いたこともないし、考えたこともない面白い話の連続に本のタイトルを忘れそうになりました。
人に話したくなる生物の不思議な特徴やチンプンカンプンな遺伝子の話などを経て
そして最後は文字通り生物の最後・・・死、まで。
※以下、本文「はじめに」より一部抜粋
宇宙的視野の広さをもって見ると、地球には2つのものしかありません。
それは「生きているもの」とそれ以外です。
生物学は、生きているものの生きざま、生き物同士の関わり合い、生き物の体の仕組みを研究する学問です。
つまり「どうやって生きているのか」を研究対象としているわけです。
しかし見方を変えると、生きているということはいずれ死ぬわけで、死にゆくものを研究している言うこともできます。
生物の誕生の確率
著者の小林武彦先生いわく、
「生命が地球に誕生する確率を表すのに、こんなたとえがあります。
『25メートルプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、ぐるぐるかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動き出す確率に等しい』
そのくらい低い確率ですが、ゼロではなかったのです。」と。
生物の多様性
また、こんなことも言っています。
(宇宙人が地球に来たと仮定して)「宇宙人に受ける地球の一押しはなんでしょう?
私は確信を持って言えますが、他の無機質な惑星と違い、宇宙からの来訪者が一番関心を持つのは何といっても多様な生物です。なぜ、かくもいろんな生き物がいるのだろうか。
植物にしても動物にしても、目に見えない小さな生き物にしても、その種類は数え切れないほどです。」と。
芸術や文化、建造物などではなく、ただただ生物の種類の多さに一番感動するだろうと。
いわれてみれば地球の近くのいくつかの星には1種類も生物はみつけられていないんだから当然なのかもしれない。
生物の死因
生物の死因は大きく以下に分類されます。
- 食べられて死ぬ
- 食べられずに死ぬ(食料確保できずに死ぬ)
- 寿命
我々も今はまだ、いずれ死ぬ立場ですし
どうせ死ぬなら、死ぬまでに、自分が死ななければならない理由を考えるきっかけを自らつくってみてはどうでしょうか?
おすすめです。
リンク
死の直前の後悔 I was born
生物の起源 我々はどこから来たのか。我々はどこへ行くのか。
コメント