地球温暖化や沸騰化とか言われはじめても冬はやっぱり寒いもんです。
そんな冬に活躍するものいえばダウンジャケットを着る方も多いと思います。
ダウンジャケット
最近ではウォームビズやビジネスカジュアル的な傾向もあって通勤で来ている方も多くお見掛けしますね。
しかし、「冬はとりあえずダウンっしょ!?」みたいなノリで、ダウンジャケットのことをあまり良くわかっていないまま着ているかたも多いのではないでしょうか?
そもそもダウンとは
そもそもダウンジャケットの”ダウン”とは何かを知らない方もいるかもしれませんので簡単におさらいしましょう。
ダウンジャケットの中に入っていて、皆さんが”ダウン”と呼んでいる素材は
主にガチョウ(グース)やアヒル(ダック)などの水鳥の羽毛です。
そう、あの羽毛です。羽毛布団にも当然入っている羽毛ですね。
おなじダウンであってもアヒル(ダック)のものより、ガチョウ(グース)の方が良質で高価です。
ダウンの2つの弱点
軽くて保温力が高いダウンジャケット。
真冬には大変重宝するアウターですが、そんなダウンジャケットには2つの弱点があります。
ダウンの弱点①水
ダウンの弱点のふたつ目はズバリ、水!です。
水と言っても、雨などで物理的に濡れるだけではなく、
発汗による衣服内の湿度によってダウンの毛どうしがくっついてしまい『暖かい空気』を保持できなくなり保温性が落ちます。
なので汗をかくシチュエーションには向いていません。
いちど濡れると乾きにくく、保温性は完全に乾くまで戻ってこないと思ってもいいでしょう。
真冬のアウトドアスポーツや登山ではダウンジャケットは適していないので使用しているひともあまり見かけないはずです。
ただし雪山登山のテントや山小屋での休憩中などで使用する人はいるみたいです。
ダウンの弱点②風
ダウン自体に発熱性はなく、ダウンを着て暖かいのは着ている本人が発する熱(体温)をダウンの細い毛の間に保持してくれるから暖かいんです。
暖かい空気の層を保ち保温するので着はじめた直後はあまり暖かく感じないでしょう。
暖かさの原理は『暖かい空気』なので気体なのです。
なので強い風にさらされてしまい『暖かい空気』がなくなってしまうと本来の暖かさを得られません。
表面素材に風を防ぐ素材を採用しているダウンジャケットのほうが暖かいのは当然ですね。
当然、お値段もお高くなってしまいますが。
理由もわからず高いダウンを着るより、高いのには高いだけの理由があると知って高級ブランドのダウンを着る方が心も体も暖かくなるかもしれません。
おすすめの対策
最近は衣服の素材の研究・開発がかなり進み特殊素材を使用したインナーやアウターなどの製品が数多くショップに並んでいます。
お金をかける対策
代表的なものではやはり『ゴアテックス』(GORE-TEX)でしょう。
雨や雪などを通さない防水性と湿気を逃がす透湿性を兼ね備えた素材としてアウターや靴などに使用されています。
いくつもの有名メーカーも採用している、そんなゴアテックス
表面素材にゴアテックスを採用したダウンジャケットもありますが、いかんせんお値段がお高い。
しかし、先ほども説明したとおり、お高いのにはしかっりとした理由があります。
安いダウンと高級ブランドのダウンとでは着心地をしっかりと感じることができるはずです。
お金をあまりかけない対策
あまりお金を掛けたくない人にもおすすめの対策があります。それはズバリ『ユニクロ』です
最近のユニクロの素材と気心地は馬鹿にできません。
新素材の研究・開発にかなり力を入れています。
低価格対策①インナー
暖かいダウンや冬物のニットやセーターを着ていると、商業施設等の建物に入った時や電車に乗った時に暑くて汗をかいてしまうことってありませんか?
そんな方におすすめのインナーがあります。
それがユニクロのエアリズムコットンクルーネックT(長袖)です。
夏に大変お世話になった五分袖のオーバーサイズTシャツの長袖バージョンが登場しました。
これは、思っている以上に良品です。
カラーバリエーションは
ホワイト・ブラック・ピンク・ナチュラル・グリーン・ネイビーと6色
お値段もお手頃なので何枚もイロチガイ必須です。
真冬に防寒対策を万全にして15分歩くと若干汗ばんでしまう僕ですが
朝の満員電車にのると暑くてかないません。
がエアリズムコットンクルーネックTシャツをインナーとして着ていれば、そこまで体温が熱くなることもなく、汗ばんだとしても吸水性、速乾性もよく快適です。
一度着たことのある方ならわかると思いますが、さらりとした肌触りで気心地は抜群に良いです。
「真冬にエアリズムなんて着て寒くない?」と思われるかもしれませんが
インナーの上に着るもので充分暖かいものを着ればひんやりと感じることはありません。
年間通じてエアリズムを着ている人もいるようです。
夏も冬も着られるのでオススメです。
低価格対策②トップス
エクストラファインメリノクルーネックセーター
ズバリおすすめトップスはユニクロのエクストラファインメリノクルーネックセーターです。
極細メリノウール100%の光沢感となめらかさ。着回しやすい、定番のクルーネックです。
メリノウールとは、オーストラリアなどで飼育されているメリノ種の羊から採取されるウール(羊毛)です。一般的なウールよりも繊維が細く、上質な艶感となめらかな肌触りで最近のアパレルでは多く使われており人気です。
カラーバリエーション
オフホワイト・グレー・ブラック・ピンク・レッド・グリーン・ブルー・ネイビーと8色もあり
複数色をイロチガイもおすすめです。
メリノウールの特徴
- 繊維が細い
- 快適性に優れている
- 空気を溜め込む繊維の縮れが多く、メリノ特有の暖かさを生み出す
- 繊維自体に高い吸湿性を備えており、繊維の内部に水分を吸着する
- -15度のような低温でも羊を自然に温かく保ち、35度までの高温でも涼しく保つ
- 体温の変化に反応するパフォーマンスアパレルの理想的な素材
パフテックベスト(ヒートテック)
ユニクロの新しい気温差対策として開発された新素材、それがパフテック。
ユニクロと東レで共同開発した独自の機能性中綿。暖かく軽いのが特徴となっています。
綿がよれづらくシルエット崩れの心配が少ないため、ご家庭で簡単に手洗いが可能で、ダウンより乾きやすいのも
残念ながら2023-2024冬シーズンではメンズ用ではベストしか発売されていません。
レディスではベストだけでなく長袖のパフテックキルティングジャケット(ウォームパデッド)というものもあります。
これらのパフテック素材のアウターもあるようですが、ここではインナーダウンとしてご紹介させて頂きます。
これらを着た上に後ほど紹介するものを1番外側にきることで寒さと湿度の対策はバッチリです。
衣料品を販売している各社からインナーダウンが販売されていたり昔のユニクロで販売していたウルトラライトダウンのインナーダウンなどもあるので、そういったものでも全然いいと思います。
低価格対策③アウター
ブロックテックパーカ(3Dカット)
先のインナーとトップスの1番外側に羽織るアウターとしてお薦めなのがユニクロのブロックテックパーカ(3D)です
防風、透湿、ストレッチ、耐久撥水を備えた高機能パーカ。幅広い気温、天候に対応しています。
パーカといっても表面素材はさらっとツルツルしていてウィンドブレーカーのような感じです。
かなり使い勝手がよくてヘビロテ間違いなしです。
ストレッチも効くので動きやすくガシガシ使えます。
大げさに全天候使え真夏以外の年間通じて幅広い期間使え、超便利です。
内側にダウン、外側にブロックテックの2つの理由
今回、この「お金をあまりかけない対策」の
アウターであるダウンを外側に着ずにインナーとして使い外側にブロックテックを羽織る組み合わせをオススメする理由が2つあります。
ダウンの弱点をカバー
防風、透湿、耐久撥水とダウンの弱点を幅広くカバーできます。
ダウンの長所を活かす
ダウン(=羽毛)は身体が発する熱・体温(暖かい空気)を保持することで保温効果を得るので
本来はできるだけ身体に近い側の方が効果を発揮するのです。
ダウン=羽毛
衣類に使われているダウンと布団に使われている羽毛は基本的には同じです。
と、いうことは特徴や弱点もおなじなんです。
思い出してください。ダウン=羽毛の保温機能は身体から発する熱を利用するから身体に近い方で使用した方が効果的なんです。
それは布団も同じです。皆さんの中には、まず毛布をかけてから布団をかける方もいるかもしれませんが、それは逆なんです。
まずは布団をかけ、毛布はその上にかけるほうが暖かい。
もっというと、毛布は身体の下に敷くという方法もあり、そちらの方が暖かいと言われています。
是非、まずは布団はおかけになってぐっすりお休みください。
まとめ
地球温暖化とか暖冬とか色々ありますが、やっぱり日本の冬は寒いですね。
ながーい地球の歴史の周期をながーい目でみると氷河期への折り返しを迎えたそうです。
(10万年周期で次の氷河期は約5万年後らしいですが・・・。)
突然の寒波やドカ雪にそなえ、最適な防寒具を見つけてみてはいかがでしょうか?
追伸、どんな防寒具でも首を冷やさないようにネックウォーマーも忘れずに、ぜひ、どうぞ。
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