黒い悪魔ゴキブリとの戦いの歴史

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ゴキブリ

※この先、みなさんが不快に思われる可能性のある衝撃的な画像が表示されます。心臓に持病のお持ちの方は閲覧をお控え下さい。

 みなさん、こんにちは。早速ですが気温が上がり暖かくなるとヤツらが出てくる季節ですよね。

厄介なヤツら。そう、あの黒くて、すばしっこくて、繁殖力も生命力も高く、なかなか駆逐できない生物ゴキブリの季節。

ドラッグストアやホームセンターの店頭にも殺虫剤が少し前から陳列されてますよね。

実は、あれを目撃したときの恐怖と不快感はDNAに刻まれた本能だったんです。

そんな可能性も含めてゴキブリの特性や、遠い昔の人類との関係性、ゴキブリとの戦い方、などをご紹介したいと思います。

人類とゴキブリの関係性

昆虫としてのゴキブリ

地球上には名前のついているものだけでも約180万種の生物種が存在。

そのうちの半分以上の約97万種が昆虫。

海の中の生物よりも多いのって意外でしたね。

動物の系統樹の無脊椎動物の枝の頂点、つまり一番最後に現れたのが節足動物であり、そのひとつが昆虫。

生物 動物系統樹 昆虫

別の言い方をすれば、もっとも進化して複雑化した生物が昆虫なのである。

われら人類の天敵のひとつ、ゴキブリもその昆虫類・・・手ごわいわけですね・・・。

屋内に生息するゴキブリの中で最も有名で代表的なクロゴキブリ。

クロゴキブリはゴキブリ目ゴキブリ科に属する昆虫の一種。学名の“Periplaneta fuliginosa”はラテン語で「地球上のどこにでもいる黒いやつ」という意味らしいですよ。

初期の頃の哺乳類

はじまりの頃の哺乳類は、現在でも東南アジアなどに生息するツバイというネズミのような小さな夜行性の哺乳類だったそうです。

ネズミと比べて、体のわりに脳と前足が大きく、虫や葉っぱを食べながら、敵のいない木の上に生息していました。

恐竜が絶滅した新生代の頃には夜行性である必要性がなくなって行動範囲もひろがったそうです。

※化石の研究での推定であり所説あります。

太古の昔、哺乳類を捕食していたゴキブリ

 人類が二足歩行をする遥か太古の昔、地球上の酸素濃度が高かった影響で全ての生物は今より巨大だったそうです。

当然、昆虫もしかり。
当時のゴキブリは、なんと1mを超えるものもいたそうです!これはもう想像しただけでも・・・・泡吹きそうになりますよね・・・。

その頃の僕ら人類の祖先である哺乳類はゴキブリに捕食されていたんですって!

僕らはゴキブリに食べられる側・・・だったなんて・・・。
想像しただけでも恐ろしい。

その時代の、遥か遠い昔の恐怖の記憶がDNAに刻まれていて、本能的にゴキブリを見たら恐怖を感じるのでは??と言われています。

ゴキブリは寒さに弱いのか?

 夏になると活発に活動している印象のゴキブリですが実際は18℃くらいから活動は活発になり25℃くらいが最も活動に適した温度らしく、40℃程の気温では死んでしまうそうです。
その為、適温に保たれている家の中に逃げ込んでくるんです。
秋頃が活動のピークとなり気温が10℃以下になると繁殖能力がなくなっていきます。
人間にとっての適温を保つため、家の中の温度設定はゴキブリにとっての適温でもあるようです。

寒さに弱いのはなんとなく想像通りでしたが暑さにも弱いってのは以外でしたね。

また、秋頃には冬を越す準備をするそうです。
そう、なんとゴキブリは越冬するんです

冬は卵の状態で越冬するんですって。その為、活動に適した秋頃に越冬するのに適した場所を探し家の中に侵入してくるのです。

夏が対策の本番のように思われがちですが、年間をとおして何かしらの対策はしておいたほうがよさそうですね。

所詮は昆虫なので基本的に寒さに弱いのは事実。殺虫剤の聞かない卵ですが、気温が15℃以下では孵化しないらしいです。
冬の外気は10℃以下になりますが室温では孵化してしまいます。
寒い日に家中の窓を全開にして湿気を逃がし室温を下げるのも有効らしいです。

人類VSゴキブリ

燻煙剤

ドラッグストアやホームセンターなどで売っている燻煙剤は家中の”生息しているゴキブリを死滅させるのにはとても有効です。

数時間、家を締めきって無人にしなくてはいけないのは面倒ですが、家中の害虫を駆除できます。

最近の燻煙剤は水も火も使わないので安心のものが多いようです。火を使わないので熱を伴わないし煙も出ないので火事の心配もなく火災報知器にも反応せず、お部屋も汚れにくくなってるようです。

ゴキブリの卵に殺虫剤は効かない

 上記にあるように燻煙剤は1~2時間かかりますが家中のゴキブリを駆逐できて、とても有効です。※取扱説明書をよく読んでご使用ください。

そんな燻煙剤ですが・・・実は”G”の卵には効かないんです。これには残念。

しかし、どんな殺虫剤でもゴキブリの卵には効果がないんだそう。

そこで、おすすめなのは卵が孵るタイミングで、もう1度、燻煙剤を使用するのをオススメします。

ゴキブリの種類にもよりますが、ざっくりとですが1回目の使用から2~3週間から1か月後ぐらいが目安って感じです。

市販殺虫剤最強

 ゴキブリを万が一、見かけてしまったときに真っ先に思いつく有効な物のひとつにエアロゾル殺虫剤があります。※直接、噴霧するスプレータイプの殺虫剤。

ですが、実はほとんど医薬部外品なんです。

効きめで選ぶならやっぱり医薬品の殺虫剤が効果的です。

しかも、直接”G”に噴霧する使用法と、なんと待ち伏せ殺す効果まであるものがあるんです。

医薬品

医薬品とは、病気の「治療又は予防」を目的として使用する薬品のことで、医師・歯科医師の処方箋によって薬局で購入できる「医療用医薬品」と、薬局やドラッグストアで薬剤師等の薬の専門家の助言を得て直接購入できる「一般用医薬品(市販薬・OTC医薬品)」がある。

具体的にはがん治療薬やインフルエンザ治療薬は「医療用医薬品」、頭痛薬(ロキソニンS)や鼻炎薬(アレグラ)は「一般用医薬品(OTC医薬品)」に該当します。

引用元:薬事法ドットコム

医薬部外品

厚生労働省が認めた効果・効能に有効な成分が配合されており、予防や衛生を目的に作られている製品のこと。

例えば吐き気や不快感、口臭・体臭の防止、あせもの防止などに効果のある有効成分が配合されているので効果について訴求できます。

医薬品と異なり医師の処方箋は必要無く、薬局やドラッグストア以外でも購入できる育毛剤や手指消毒製品、口腔清涼剤などを指します。

引用元:薬事法ドットコム

あらかじめゴキブリが潜んでいそうな場所にスプレーしておくだけで、ゴキブリがそこを通った時にはコロリ。

これは秀逸ですよね。みかけることなく”G”を攻撃でき数を減らし、あわよくば駆逐出来るかもしれません。

若かりし頃、アルバイト先の社員さんの許可をもらって、店舗の冷蔵庫の下にシューっと噴霧。その後、10分後ぐらいですかね・・・経ってから冷蔵庫の下を見に来たら7~8匹の”G”がひっくり返ってました・・・。その光景たるや、それはもう地獄絵図でした。ここってそんなに”G”いたんだ・・・って。

直接噴霧で瞬殺、待ち伏せ効果も長持ち。これはおすすめです!

小さなお子様やペットがいる方も安心してお使い頂けます。

ゴキブリでお困りの方、是非、お試し下さい。

※追伸:この話を知人女性に教えてあげたら「もっとはやく出会いたかった」と言われました。

家屋におけるゴキブリ

ゴキブリの隠れ場所ワースト3

 そこで、どこに噴霧しておくのが効果的なのか?

  • 暗い場所  ・・・冷蔵庫の下
  • 暖かい場所 ・・・冷蔵庫の下
  • 水がある場所・・・冷蔵庫の下

結局は冷蔵庫の下が1番人気 

ゴキブリの侵入経路ワースト3

 そして、侵入経路に予防線を張っておくのもお忘れなく。

  • 玄関(ドアが開いた瞬間に住人と一緒に侵入)
  • 換気扇

と、言うわけで玄関と外との境目や窓枠のサッシ部分、換気扇の縁などにスプレーして塗っておくと侵入をかなり防げると思います。

最後に

やっかいもの(不快害虫)のゴキブリですが、一般的にはマンション住宅より一戸建て住宅のほうが多く出てきてしまいます。

一戸建てはマンションと比べ、窓が多いせいで侵入経路が多く、木造建築だと経年劣化で隙間が出来やすくなってしまうのが原因です。

マンションは気密性が高く侵入経路も少ないし、さらに上層階になればなるほど、さらに出現率は下がります。

飛ぶイメージもあるゴキブリですが、実が飛行はあまり得意ではない様で、最大で5メートルほどしか飛べません。
主に高いところから低いところへ移動する際や、追い詰められてときなどに飛ぶそうです。

見かけたくもないゴキブリに遭遇しないで済むならそうしたところ
ゴキブリ対策をしっかりして快適に過ごしましょう。

万が一、家中に大量のゴキブリやゴキブリ以外の害虫も見かけてしまったら
24時間365日受付対応の【害虫駆除110番】などのプロに任せたほうがはやいです。

参考書籍:生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書) [ 小林 武彦 ]

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